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  • 2012年04月25日

    4月22日(日)、新上五島町の青方神社にて、国選択無形民俗文化財十周年記念事業、第壱回上五島神楽大祭が開催されました。

    22日天気予報は、前日まで暴風雨の予報。開催されるのか心配していたのですが、↑の画像を見てください!! やはり、神様も様々な神楽をご覧になりたかったのでしょうねぇ。当日は大変すばらしい晴天でした。

    地元の上五島神楽、有川神楽の他、五島市から富江、岐宿、玉之浦の神楽、更には宮崎県の椎葉神楽を招き行われ、多くの観客が神楽舞を楽しんでいました。

    地元の上五島神楽、有川神楽では優雅な舞、コミカルな舞と様々なジャンルの舞に多くの観客は、笑いあり手拍子ありと大変盛り上がります。

    ◎上五島神楽

    □神通(岩戸神話の故事を語り、神楽の始めを論する舞)

    ●神通では餅が撒かれるので、観客の中には舞いをそっちのけで餅を取り損ねないよう気合を入れている人も居たようです。

    □神幣(岩戸神楽のひとつで、岩戸の前で天照大御神の出現を祈った故事を表した舞)

    ●激しい舞いではありませんが、落ち着きのある優雅な舞いは、やはりベテラン宮司さんに限ります。

     

    □注連舞(清濁の区別をするシメの謂れとシメの呪力を説き氏子の穢れを清める舞)

    ●青方神社の宮司さんが観客の穢れを清めるように舞っています。

    ◎有川神楽

    □釼舞(五方それぞれの守護神を招請し、その御神威をもって自らを清め、諸悪を払う舞)

    ●真剣の光が生々しく、社殿内の空気が張り詰めた感じがありました。

     

    □獅子舞(獅子と鼻高天狗の舞で、獅子に天狗がちょっかいを出し、怒った獅子と合戦になり最後は参拝者の所までなだれ込む。その際に天狗と獅子からお祓いを受ける)

    ●有川の獅子は大きくて、上から見下ろした獅子が迫力があり、観客からは“おぉ~”と歓声が出ていました。また、怖くて大泣きする赤ん坊を見て、観客は大笑い。 『誰でも通る道だよ』と赤ん坊に教えてあげたいものです。

     

    □八饌花米舞(杵と箕を用い、舞の中で杵で餅をつく所作が象徴するように五穀の豊穣を祈り豊作に感謝する舞)

    ●顔の表情、細かい仕草など、この舞手は観客を笑わせるツボを知っているようで、爆笑の連続でした。

    人々の笑い声が多いと言う事は、神様にも楽しんでいただけたと思います。 

    地元の神楽舞の後に行われた富江神楽、岐宿神楽、玉之浦神楽、さらに椎葉神楽の舞は、普段見ることのない観客をくぎ付けにしました。

    ◎富江神楽

    □露払(舞座その他を清め、神楽の始めを説き神楽の功績を称える先祓いの舞)

    ●派手な動きは無かったですが、場を清める舞いらしく落ち着いたものでした。

     

    ◎岐宿神楽

    □山下舞(山の神を讃える舞)

    ●二人の鬼の問答が、多くの観客に音声が届くようにとの工夫だと思いますが、ピンマイクをつけた舞いは初めてみました。(余計なお世話ですね)

    ◎玉之浦神楽

    □荒平(荒平役の着面舞人が舞座中央に置かれた太鼓の音に驚き、叩かんとする様を形容した舞)

    ●太鼓を叩きそうで叩かない、周りをキョロキョロする仕草は、子供が悪戯を見つからないか周りを気にしているようで滑稽です。

    ◎椎葉神楽(宮崎県)

    □鬼神(天冠、鬼神の面と赤の打ちかけ、腰に小刀背に御幣を差し、面棒と扇を持って舞う)

    ●五島の神楽で見られる鬼とは面も格好も違い、場所が違えば鬼も違うものなんですね。

     

    □門神楽(山の狩猟の様子を神楽に取り入れたもので、変化にとんだ神楽)

    ●門神楽で使った弓の弦を張り作った輪形をくぐることで災厄を払うと言われと、多くの観客が我先にとくぐっていました。

    約7時間に及んだ上五島神楽大祭は、最後まで多くの方々が残り、大盛況のうちに無事終了となりました。 

    私も童心に戻って神楽舞を舞ってみたくなったかな?